横につなげると長くなる。

弱音の掃き溜めです。ようこそ。

あなたも間違ってない? ムダ毛処理に伴う危険性

あけましておめでとうございます。

 

ムダ毛ってのも毛さんに失礼な話で、生物として必要だったからホモ・サピエンスにアップグレードしても生え残り続けているのに、永久脱毛やら除毛クリームやらVラインやら、頭の毛には執着するくせに、“無駄”扱いですよ。

ロブスターでさえ生きたまま茹でたらあかん、とか気を使われているのに、自分から生えてる自分と同じDNAの毛に感謝できないようじゃ、人間はもう終わりですよ。

 

でも毛って邪魔くさいのは邪魔くさい。

ヒゲが頼んでもないのに生えてきます。土下座したってセックスできないのに、ヒゲは今年も生えてきます。砂漠地帯に植物が生えた方が世界人類のためになるのに神様は何を考えているのか今年もわかりません。

ヒゲが似合う顔ならいいですよ。しかし、生やしたところでインチキ中国人みたいにしかならんのです。ヒゲ生えた自分の顔を鏡で見ると、ノックスが「推理小説に中国人を出すな」と言った理由がわかりますよ。推理がヒゲを邪魔しますもん。ポワロもヒゲ剃るべき。

 

で、ヒゲ以上に邪魔くさいのは、下の毛。これ要る? 縮れやがって。縮れていいのは、葉加瀬太郎の髪の毛と味噌ラーメンの麺だけでしょ。奴らは気づいたら意外な場所に落ちてるし。いつだかは、冷蔵庫の上の電子レンジの上の炊飯器の蓋にいた。なんなん? 縮れが極限まで達してバネ状になって奇跡の跳躍を魅せたん? 葛西紀明なん? 

 

かといって全剃りはね。銭湯行けない。

なのでたまにハサミで切る。でも何かでハサミで切ると切り口が鋭くなるからよくない的な話を聞いた気がしたから、ライターで焼くことにした。あれはある春のこと。

 

その日は暖かく、昼間から窓を開けて毛をライターで炙っていた。麗らかな春の午後。心地よい風が毛を揺らす。

ライターで毛を炙ると導火線に火をつけたみたいに火が根元に走るんだけど、ある程度まで行くと止まる。愚息が燃えないよう細心の注意を払いながら、ライターのポジショニングをして着火する。これがなかなか楽しい。

 

しばらく燃やしていると、窓から春の風がーー。

 

一陣ーー。

 

火が風に揺れるーー。

 

その先には。

 

 

 

ちんこ燃やしかけた。

やめたがええで。